5月28日(木) 放射線2日目。CT撮影。


 昨日は久しぶりによく眠れた。よく食べてよく喋ったせいかもしれない。

 今日はCTがあるので、また、朝から外出。9時に病院へ着く。受付をすますとすぐに、待ち時間ゼロでやってくれた。これは、昨日の印が正しいかどうかを見るためのもので、検査とは違うのでごく簡単であること、ほかではやっていないでしょうなどと話してくれた。また、人によって気分が悪くなるとか食欲が無くなるとか言う人がいるけれど、胃腸にやっているならまだしもこの場合は全くそんなことはあり得ないと言うことだった。決して『病は気から』状態にならないようにとも言われた。それが終わると、すぐ放射線をやりますから、と言われて、つまり一応番号札はとったのだが、それに関係なくやってくれたので、全て終了して病院を出るまで1時間しかかからなかった。本日の会計 12,320円也。

 放射線の前に、ちょっとだけ待ち時間があったので、そこで先輩患者と少しだけ話すことが出来た。主に髪の毛についてこちらが聞くというものだった。その人もカツラをつけていて、結局大多数がそうなること。ただ、早い人はここに通い初めてすぐそうなるし、遅い人は終わる頃にそうなるというように、個人差の大きいことがわかった。また、20代の若い人は、終わるまでそうならなかったそうだ。その後のことは知らないそうだが。

 途中ちょっと口を挟んできた人は、これから職場に行くというのでびっくりした。からだ馴らし状態らしいが、すごい。私の話し相手は勤めを辞めたそうだ。

 昨日の看護婦の話といい、検査技師の話といい、私の話し相手といい、みんな日常と何ら変わりないことを強調していた。そうなのだ。自分さえその気になれば何でも出来る状態なのだと、今更ながら思い知った。これなら1学期間の休みなんて必要なかったのでは?なんて思ってしまった。

 ただ、私がまたO病院へ行くというと、どうしてそうなったの?と不思議がられた。彼女は1回だけだったそうだ。その話の途中で私が呼ばれたためそこでお終い。彼女もそう年だとは思えないんだけどなあ。 帰り道、どんどん外へ出たり人に会ったりするためには、いかにも則の切ってくれた髪型では恥ずかしいと思って、衝動的に途中にある美容室へ飛び込んだ。思い切って短くして下さい、とお願いしてすっきりした髪型にした。似合うとか似合わないとかの問題ではなく、ただ短くしたかった。そうすれば例え抜けたとしても、生えそろうのに短い時間で済むという計算の上でだが。3人の手を煩わし、1時間ほどの時間をかけて仕上げた髪は4000円也。ついでにカツラも注文してきた。勿論ショートカット。 

 さて、則はどんな顔をするだろうか。お化けを見たような?・・・その顔を見るのが楽しみ・・・
と思って待ちこがれていたら、ちょっと1杯やってくるだって。あーあ。


則裕の記録

 今日もいつものようにあわただしい日。まぁ仕方がない。明日は、午後出かけなければならないので、それなりの手はずを整えた。手はずと言っても、何か仕掛けがあるわけではないが。順さんが書いているように、今日は同僚と一杯やった。まぁいろいろあるのだ。

 さて、帰ってみると、この上の文章だ。やはり、あの散切り頭ではいやだったのだ。カツラの値段は4万なにがし。

 断じて言うが、髪は抜けないと思う。