6月3日(水) 絆創膏がとれた。 


 昨日から梅雨入りということで、今日も朝から雨。気分も何かそんな感じだが、子どもたちが移動教室から帰ってくる日なので、学校へ電話してビールを差し入れた(教員向け)。その後も、動く気がしないので、たまっていた御柱の写真の整理をした。全部終わらないうちに出かける時間になった。
 今日は水曜日ということで診察がある。そのせいか放射線の方がいつもの倍くらい混んでいて、診察の方が先になった。

 いつものように、「何か質問ある?」と言われたが、「特にないです。いつもと同じようで変わったことありませんから。」と答えると「じゃあ、抗癌剤は何回にする?」と、また聞かれた。そこで「先生、予定通り生理が始まったんですけど、これってありですか?」と聞くと、「いくつだっけ?まあ、人によりけりだなあ。」と言うので、「そんなですから2回目が終わってから考えます。」と言って、診察は終わった。そうそう、その時、絆創膏を剥がした。お酒を飲んで良いかどうか聞くのは忘れた。

 帰ってから初めて傷口を見た。きれいなもので、さっと見ただけでは傷かどうか分からないほどだ。さわってみると少し固くなっている。ただ、中が突っ張っているような感じで少し痛みは残っている。
それから写真の整理の続きをやった。全部やり終えたら5時過ぎになってしまったので、結局今日はこれだけしかしなかったことになる。

 そうそう、ここ2,3日体温が平熱に戻っている。これってもしかしたら、排卵があったために体温が高かったのかも知れない。従って、今体に現れている症状は、だるさだけ。これもまだ今の生活のペースをつかみかねているせいかもしれない。ということで、ほぼ元に戻っていると言っていいだろう。


則裕の記録

 職場では、再び臨戦態勢にしなければならない。しかも今度はもっと条件が悪い。もっとも悲しい事態をも想定して、職場を整理しておかなければならないから。まぁ、そんなこんなしていても、時間はやってくる。雨は止みそうにないので、5時過ぎに覚悟を決めて自転車で帰宅。

 夕食後順さんの傷口の写真を撮った。傷口の周りはかなり固い。何か傷口の下に板が入っているような感じ。O病院ではA医師はじめ看護婦も、自然に剥がれるまでそのままにしておくようにと言うことだったんどえ、K医師があれよあれよという間にとったことには、順さんも少なからず驚いていた。ただ傷口はかなりきれいだ。

 写真は傷口部分だが、赤い線は放射線照射のための基準にしているもので、風呂に入っても消えないように注意しなければならない。今日は薄くなったので、再度書き直したらしく、鮮やかなラインとなっている。

 その後妹から明日手術との電話。妹はそれ以外言葉にならない。状況は分かっていたので、明日病院へ行く前には、そちらへ行くと連絡。その後、同僚のM女史に電話して、明日の休暇を連絡。相変わらず自分の足も痛いが、その様な暢気なことは言っていられない。