「新情報時代と学校事務」(その3)
モデムをつなぐと、世界が変わる
元全事研電算化検討委員会(今回担当:丹治益栄)
{記事を読むより、やってみよう}
前月号まで続いた2回の対談をどう感じられましたか。
この際通信なるものをやってみよう、と思われた方も多いのではないかと思います。
ぜひ 夏休みを利用して始めませんか。
そこで通信ログ(交信記録)を使った操作の実際を、後半の付録にしてみました。
何百通りもある組み合わせの一例としてご覧ください。
私たちは公開する"通信術習得の場"として、この企画を始めました。
メイリングリスト(「同時配信式電子私書箱」で基本的には「電子式親展文書」のこ
とです。以下、ML)を、手軽な練習場として活用されてはいかがでしょうか。
{やりながら、少し解ってきたこと}
インターネットのホームページと共にMLを始めて、そして気が付いたことはMLが有効
な通信手段だったことです。入会したメンバーには本人宛を含む、全員同時に電子メイ
ルが配信されます。電話回線があれば、後はパソコンそして最新機種で無くともよいで
すからモデムがあれば用意完了。
米国のホストコンピュータでの処理と往復の時間で、約5分程かかりますが。
特定の商業通信サービス(例えばニフティー,PC-VAN,日経MIX など)に全員加入して
いる必要もありません。それぞれがどこかの商用ネットあるいはインターネット・ブロ
バイダーに加入さえすれば、インターネット環境を利用してどこからでもどこにでも発
信・受信が可能です。
発信メイルには自動的に番号が付けられ「過去の交信内容」が各メンバーの手元で検
索できます。事務職員を中心とした水準が確保された情報、事務職員のデーターベース
ともいえます。
{例えば、どんなこと}
メンバーがそれぞれの目的で自由に利用していますが、私のかかわった例を挙げてみ
ます。
電子データのままでの送信、「電子メイル」や「ファックス通信(ソフト)」導入だ
けでも相当楽になります。
研究冊子の編集を一例に。この索引編集、索引といっても分類項目別の抽出ですが、
A4版で30頁にもなったことがありました。その掲載許可依頼や体裁の問題などでの著作
権者との交信に、郵便やFAXなどの従来型通信手段に代わるものとして使いました。郵
便では、その都度コピーをとり+封筒に入れ+宛名を書き+切手を貼り+投函するとい
う、発送作業そのものにウンザリしてしませんか?面倒とは思われませんか?送付件数
が増えれば増えるほど手間も増えてゆきます。
FAXの場合でも、まだ送信原稿の印刷(プリントアウト)を省けない面倒さが付きま
といます。
電子メイルやファックス通信(ソフト)は、この仕事量と繁雑さから救ってくれます。
「電子メイル」導入に加えて、ML化(造語です;メイリングリストに加入)すると新
たな世界が生まれます。
さらに、もう一つの楽しい! 相互交信の世界です。
ホームページが「相手のじゃまをしないで待つもの」とすれば、ML(メーリングリス
ト)は「相手に呼びかける」という特徴があります。
そこでメンバーの迷惑も顧みずに、実験したものが県別情報の公開です。
サンプルとしてMLに掲載したのは、東京都63自治体別のテキストデータです。
これはすでに公表されている情報の集約だけで事務職員の置かれている執務環境のか
なりの点が解りますので、単にまとめたものにしか過ぎませんが「全国地方公共団体コ
ード(自治省編)」配列での市町村別の集約となっており、あわせて各県レベルで集約
可能な雛型(サンプル)ともなっています。(・・・延々と続く電子メイルにうんざり
した、との声もアッタかなー!)
でも賛同されるメンバーがいれば、きっと所属する道府県の情報をMLに掲載していた
だけるものと勝手な期待もしています。
{むずかしいこと やってるんだ?}
自ら誕生日を公開してしまう人(「生年」ヌキで、「月日」ノミ公開!)結果は当然
でしょう、当日の電子メイルはコングラッチュレイションの山(少しオオゲサだったで
しょうかね?)!
ものすごく具体的な秋葉原買い物案内、関東vs関西・てんぷら焼肉論議、各県研究大
会案内(役員やられている人も多いのでしょうか)、全国大会はずーと先のほうまで話
しが出ているし、NTTのこねっとプラン紹介(学校にインターネット設置する援助プラ
ン)もあれば、顔見知りが改めてMLで挨拶したりでニギヤカ。
公開された"通信術習得の場"ですから、皆さん勝手にやっています。
1週間パソコンを使わずにいたら72通もの電子メイルが入っていた、と驚いていた方
もいました。
単にパソコン通信に加入した、インターネット接続をやっただけではない。また違っ
た世界に感動されるはずです。
現在、パソコンでの通信環境は圧倒的に個人レベルです。佐賀県の方が教育センター
関係でやっていますと報告がありましたが、個人情報保護の観点や財政問題などから外
部接続がむずかしいため、まだまだ職場から直接アクセスできる状態にはなっていない
ようです。
唯一インターネットを専用線接続で、かつ無制限使い放題という例外的メンバーも一
人いましたが。
{ながーい序文の後、本題に入ります}
でも「モデムをつないでみると」何かがかわりますよ。
パソコンにモデムを接続する、うーん!だれもが始めは不安がいっぱいですが、やっ
てみると意外と簡単です。
失敗しても機械が壊れるようなことはまずありませんので、先優後楽とばかりトライ
しましょう。
用意するもの;
モデムは、どこの会社のものでもほとんど同じと思いましょう。
パソコンソフトは使用する目的のものが必要です。
Macintosh用、Windows用、それに今後は少なくなってゆくでしょうが、Ms-DOS用、
DOS/V用と様々ありますが機種に対応する通信ソフト、最近は解説書にもソフトが添付
されているので店頭でよさそうなものを選んでください。
パソコン通信ですか? ファックス通信ですか? 電話番号検索ですか? それとも
流行のインターネット接続ですか?
現在は、モデムを買うと各種の通信ソフトから接続コードまで付いてくるのでほかに
は何もいらないくらいです。最近モデムを変更したのですが、イヤー驚きました。つい
てくるソフトの多いこと&イントロパック(商業通信サービス加入解説書)の数の多い
こと。
すでに解説書を何度も何度も読まれたはずです、でも「読んでも解らなかったら」や
って見るほうが早いですよ。後から解説書の意味が理解で来た、などということは更に
ありますから。
解説書通りに接続&テストをしますが、モデムの電源をON 、そしてパソコンの電源
もON、続いて通信ソフトを立ち上げます。
難しいことはありません、ワープロや表計算ソフトを使うのと同じ「ソフトの立ち上
げ」です。
米国パソコン通信ネット、コンピュサーブのトップメニューは "Explore CompuServe
" となっています。エックスプロールとは「探検する」の意味です、誰でも不安いっぱ
いだったのです。
通信ソフト設定などは後から何度でも訂正できますから、解説書の通りにしておけば
よし!程度にしておきましょう。
原稿素案をMLしたときの返答助言メイルに「○○さんや私はWIN3.1の時代にイ
ンターネットに接続しようとして、それはそれは電話代を相当に無駄にしました。マニ
ュアルも英文だったり、日本語でも舌足らずであったり、そして何より接続ソフトが稚
拙であったりで、それは苦労しました。WIN95にしたとき、私は正直ここからはじ
めれば良かったと思ったものです」とおっしゃる方がいましたが、そうかもしれません。
機種や基本ソフト環境(OS)は一般的に最新のものの方がずっと接続しやすいようです。
{ところで、閑話休題。}
突然ですが、拝啓 山口編集長 様。
学校事務誌の原稿を、電子データ受付出来る様にして下さいませんか?
約束通り6月号、7月号と連続してお書きになった神戸の木村信哉さんは、ファックス
で原稿を送付しフロッピーを速達郵便で編集部に送っていました。私もそう(しようと
)しています。
原稿締切も迫った、ある日の電話。
丹治「DTPのもともとの意味は、マッキントッシュの画面上で編集する出版物の意味
ですから、送付するフロッピーも出版関係で主流のマック用でいいですね」
編集部「MS-DOSのテキストで送ってください。マックだったら出来ますでしょう!」
丹治「出来ますけど・・・ブツブツ(独白;めんどうだなー)」
このとき、私の頭の中は「電子データVSファックス+フロッピーの郵送」の対照表を
突如作成中。
電子データであれば;エディターで原稿を作成し、ワープロへの張り込みで字数チェ
ックをした上、電子メールで送信+加えて、ファックスソフトで原稿イメージを送信す
れば終わり。
ファックス+フロッピーを郵送の場合;「ファックスソフトで原稿イメージを送信」
と「エディターで原稿を作成し、ワープロへの張り込みで字数チェックした上」までは
同じ、でもフロッピーのMS-DOS初期化を出来るだけ簡単にマックで済ませ(ても)+ワ
ープロデータをテキストに変換+変換ソフトを別ウインドウで開きつつMS-DOSに変換し
フロッピーに収納(すみません、長々とマックの操作説明になっています)+念のため
DOS/Vノートパソコンで点検。それだけでは済みません、封筒に宛名書し+フロッピー
を厚紙で保護して入れ+切手を貼り(原稿が遅いので「速達」のゴム印を押し)+やっ
と投函。
どう考えたところで、電子データのまま処理できる環境のほうが有利である、と。
決めた! 次の号では(締切は7/15頃?)特集『学校事務誌編集部電子化への華麗な
る変身』では如何がでしょう。費用は当然学校事務誌の負担、パソコンは中古の5万円
程度(秋葉原の路上叩売りの「往年の名器(機?)」なら2万円でおつりがくる)で良
いし、モデムも2万円弱(ソフトやイントロパックそして接続コード類は付いてくるの
で不要)、大丈夫!出来ますよ。
{際限のない夢想と、少しの本論}
夢だけが際限なく広がる。夢か夢想か空想か、はたまたそれは幻か。
先生は宿題をMLで生徒全員に配信、回答は電子メイルで(うーん、本気?)。
入学式・卒業式・運動会・保護者会・周年行事の案内もMLで行なえば、500件でも発
信件数には関係なく所要時間は2分(電話代10円+接続料金40円?)もあれば済むだろ
うし。
役務費(サービス料金を指す企業官庁用語)もクリーニング代や郵便切手・葉書代だ
けではなく、ぜひ接続料金も加えて欲しい・・・
夢想と願望を連ねているうちに、限りなく無反省に自分でも信じてしまいそう。
今月号の目的といえば、夏休みという年間で最も時間的にやりくりできる期間を前に
、要は、説明書を御読みいただければ接続は何とか出来ます。そして一度モデムを繋ぐ
ことが出来れば「世界が変わる」だろうということを申しあげたかったのです。ソロバ
ン・電卓・紙と鉛筆(ボールペン)というものと共に、自分自身の為の新しいインフラ
(社会基盤、と訳すのでしょうか?)整備を行なうこととは、考えられないでしょうか。
技術力に差があるのは、今すぐどうなるものでもありません。
でも、私たちと共にメンバーに参加し、一緒に練習して見ませんか!
御自分で使用する電話代や接続料金以外、本当に「無料」です。
なお、どうしても接続出来なかったという方は、下記宛ファックスを送りください。
武蔵野市立第五小学校(丹治タンジ宛)
ファックス;0422-55-5036
神戸市立福住小学校(木村宛)
ファックス;078-801-6017
{付録です;通信の雰囲気だけでも}
*勿論、ニフティーにこだわりません。
---------->まず、加入です。
ATX4
OK
ATDP01-2345-6789
CONNECT 9600
_P <-----これは画面に現われません。
FENICS-ROAD3
HOST NAME?
*C_NIF_
COM
Enter Conection ID ---->SGN
Enter Serial # ---->XXXXXXXX
Enter Agreement # ---->YYYYYYYY
-->この先はイントロパック(登録手順解説書)通り
*仮のID(アイディー) と Password(パスワード) 発行が受けられれば大成功です。
---------->さて通信開始です。
ATX4
OK
ATDP01-2345-6789
CONNECT 9600
FENICS-ROAD 3
HOST NAME?
*C NIF
COM
Enter Connection-ID --->SVC
Enter User-ID --->AAA23456
Enter Password --->画面表示されません。
ようこそNIFTY-Serveへ
Copyright (C) 1996
by NIFTY Corporation
All Rights Reserved
*この後は「TOPメニュー」という、基本画面が出ますが、省略。
MAIL>COMpose
本文(300 行まで 終了は行頭で/E)
*ここから、送信文例(参加申し込み)です。
初めまして、MLという方法があること学校事務誌で知りました、入会の申し込みを致
します。
荒木 栄(アラキ サカエ)
東京都
武蔵野市立第八小学校に勤務
fax:0422-55-5036 <-----職場のです。
fax:0422-66-6666 <-----職場の電話番号
ABC06254 or INET:ABC06254@niftyserve.or.jp ------------>ここで送信文が終わり
360バイト 14行です
修正 (1:修正する 2:しない)
:2
題名 (漢字で20文字まで)
:1
確認 1 (1:OK 2:NG)
:2
題名 (漢字で20文字まで)
:join
確認 join (1:OK 2:NG)
:1
宛先 (IDか同報グループ名又は・・・)
:INET:jimu@cup.com
確認 INET:jimu@cup.com
(1:OK 2:NG)
:1
宛先 (IDか同報グループ名又・・・)
:<-----これ以外の連絡先は無いので"改行"
送信 (1:送信する 2:しない)
:1
−送信完了−
*さあ、送信が終わりました。
*会員登録されると、返答が来ます。
>MAIL
電子メール(1:受信 2:・・・ E:終了)
>SET MENu OFF
MAIL>READ NEW
--------------->ここからが返答文です。
5 INET GATE INE00103 96/07/05 20:34
題名:Welcome to (Cup.Com jimu ML) You are add
Date: Fri, 5 Jul 96 03:51:35 JST
From: jimu-request@cup.com
To: ABC06254@niftyserve.or.jp
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新情報時代と学校事務ML(メーリングリスト)へのご参加ありがとうございます・・