6月14日(日) 休養日2


 今日も何もしない日。つまり休養日。気分的には昨日何ら変わりはない。皮膚の痛みは少なくなった。やはり何らかの関係があるのかな?

 朝食がてら散歩に行った。これで今日の外出は終わりかなと思っていたら、帰宅後、則から喫茶店に忘れ物をしたという電話があって渋々また外出。ま、これもいい散歩になるかと思っていたが、やはり外気の冷たさは心地よい。歩いているとお腹もこなれるような気がして悪い気はしない。こんな事を考えているうちに、これも則の策略かなと思ったが、ま、いいか。

 帰宅後はテレビを見て、また昼ね。よく寝る。今夜はWサッカー日本対アルゼンチンがあるから、今のうちに寝ておくと考えれば、それも、ま、いいか。


則裕の記録

 今日は8時に家を出た。妹のだんなさんが入院しているので、それを見舞うためだ。実は、順さんに9時からみたいテレビ(江川卓が出演するテレビ・・・彼女は江川ファン)があるとの言明を受けていたので、この時間になった。それと、まだ食欲がないので、二人でないと食事をしないからだ。自宅最寄り駅の喫茶店でモーニングサービスを食べた。というか、順さんに食べさせて、電車の人となる。

 11時少し前、つまり2時間かかって、病院へ。病院には娘が来ていた。彼は人工肛門をつけたのだが、どうもその調子が悪いようで、よく外れるらしい。ついたときも、娘が病室の外にいるので、どうしたのかと聞いたところ、歯磨きをしている最中にとれたのだという。しかしながら、この事はあながち病院側だけの責でないような気がした。なぜなら、腸が動くなどを大分気にしているようで、年がら年中袋のあたりを撫でている。そして更に悪いことには、漏れることが嫌なのだろう、食事を全くと言って良いほど食べなかった。昼食を付き合ったが、食欲が無いという割には、遅くなっている昼食の提供される時間を気にしていたのだが、いざ食べる段になると、小さなコロッケを5分の2と、御飯を赤子が食べるくらい食べて、それでお終い。気にせずに食べなければダメだと入ったが、もとより聞くような状態ではない。順さんだったら、ひっぱたいても食べさせるのだが。そんなことじゃ、抗癌剤にも勝てないよ!って言うわけにもいかず・・・・

 妹の状態もかなり悪いらしい。彼女が1時過ぎにやってきたので、彼女の話を聞くと共に、彼女の病気の話を少しして、それからだんなさんの食欲を気のせいだと主張。それは、彼女も分かっているようで、私がきつくい言うと、医者に食べるように指示してもらうという。それから、ある本では手術の費用は、約50万かかると言うような話をして、病院を辞した。病院の外に出て、順さんに電話すると、案の定、煎餅一枚とチョコレートとジュースが彼女の昼食だったとのこと。もう限界だと思って、少し早いとは思ったけれども、コーラックを飲むように言う。ただ、声は比較的明るく、やや安心。

 4時前に帰宅。見舞いの報告を順さんにして、きちんと食べなければダメと責める。分かったとこたえたけれども、すぐにまたベットで寝てしまう。一応5時過ぎには外で食事をすることを約束させたが、この先どうなる事やら。とにかく今は午後5時少し前、順さんは十字架のキリストのような格好で寝ている。